一家全員アスペルガー
自分(女):元・四柱推命鑑定師→会社員、アスペルガー受動型グレーゾーン
夫:アスペルガー積極奇異型グレーゾーン
子供(小4):発達障害グレーゾーン(言語理解高凸凹タイプ診断済み・ギフテッド2e)
アスペルガーであることを、アクセサリー的に発信しているわけではありません。
自分の経験を語るにあたって、アスペルガーなしには語れないため、ASDという単語が多発しますがご了承ください。
「自分はアスペだから」と卑下する人がいますが、それは違うと思います。
アスペルガーの人は、自分の特性や性格をしっかり把握して、それを活かせるような仕事や生き方を見つけることが大切です。
四柱推命鑑定師として起業し数年鑑定をした後に廃業、現在は一般企業の会社員をしています。
会社員と主婦業の傍ら、趣味としてブログを始めました。
アスペルガー受動型である私と、積極奇異型の夫、発達障害グレーゾーンの子供という家族構成です。
私は四柱推命鑑定師をしていましたが、現在は辞めて会社員として働いています。
そして夫は、元・アスペルガーの積極奇異型で現在サラリーマンです。
子供はADHDとASD併発の発達障害グレーゾーンという診断です。
四柱推命鑑定師として活動を始めた頃は、起業して自分でお金を稼ぐことに憧れをもっていました。
しかし、理想と現実のギャップが大きすぎて、数年で挫折してしまいました。
四柱推命鑑定師として自宅で占いをしていたものの思ったほど稼げず、時間も労力もお金も消耗してしまったのです。
自分の気質に合わないことを、無理にやってしまおうとしたのが原因でした。
起業やフリーランスは、自分一人で仕事をしなければいけません。
そのためには、自分で自分の「舵」をとっていく必要があります。
しかし、アスペルガー受動型の人は、自分で考えて行動することが苦手です。
そのため、他人に依存をしてしまいます。
自分の意志が弱いので、他人の意見に従ってしまいがちです。自分が決めたことではなく他人の指示で動いてしまうのです。
その結果、上手くいかなくなってしまいます。
この経験から、起業やフリーランスに向いている人と向いていない人が一定数いるということがわかりました。
起業やフリーランスに向いていない人の特徴として、自己判断で物事を進められない人というのが多いです。
自己判断が苦手なので、誰かに指示をもらわないと動けないのです。
なぜなら、アスペルガー受動型は、『自分で決める』という行為が苦手だからです。
その人が怠け者なわけでもなく、努力不足なわけでもなく、生まれつきの気質なのです。
ですが、残念ながらその気質は、起業家やフリーランスには不向きです。
うまくいかない原因を、占いにスピリチュアル、自己啓発に依存してしまうこともありました。
アスペルガー受動型の方は、自分に甘い傾向があります。
起業やフリーランスに向いている人は、自己判断がしっかりとできる人です。
もちろん自己判断をするにもセンスや才能が必要ですが、コツコツと努力を続けられる人が向いています。そういうタイプの人は、大きな成果を出すことができますし、結果としてお金を稼げます。
ですが、自分は違いました。
アスペルガー受動型の人は、自分で自分の「舵」をとっていくことを習慣化することが必要です。起業やフリーランスに向いている人は、自分の意志で行動できる人なのです。
そういうタイプの人は、コツコツ努力し続けることができますし、大きな成果を出すことができます。
この経験から、『起業やフリーランスを目指すことは向いていない』という結論に達しました。
ある意味、諦めることで、自分の特性を活かすことができるようになりました。
結論としては、『自分が向いている仕事を探すことが大切』ということです。
そして何より大事なのは、自分で決めることが苦手で他人の意見を聞きたがる傾向にある方は、会社員として働く方が向いています。
一般的には、『会社員から起業家へ』というのが王道の成功パターンであり、私のような『起業家→会社員に戻る』というのは、成功例だと言うことが決してできません。
ですが、私はこの道でよかったと思っています。
なぜなら、アスペルガー受動型に合った生き方を見つけることができたからです。
そして、会社員として働いていても、十分に幸せを感じることができているからなのです。
しかし、中には『自分の特性にあった働き方をしたい』『起業・フリーランスを目指したい』という方もいます。
アスペ受動型だから起業ができない、ということを言いたいわけではありません。
人それぞれ、特性があって向き不向きがあるということ、それに気づく人が増えたらいいなと思うのです。
自分の特性に合った働き方をすることが、自分らしく生きていくコツではないでしょうか。
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